私は、現在38歳です。専門学校を卒業した後、福祉施設で働いていました。当時は、元気だけが取り柄だといっても過言ではないくらい、夜勤がある勤務も、疲れ知らずで楽しく仕事ができていました。ある日、利用者のトイレ介助をしている際、グキッという音とともに、一歩も動けなくなりました。はじめてぎっくり腰になりました。22歳の春のことでした。以降、疲れが出てくると腰が痛くて動けなくなったり、季節の変わり目などは腰がウズウズとするようになってしましました。くしゃみをした後、動けなくなったこともあり、毎日本当に恐る恐る生活してきました。他にも理由はありましたが、介護の仕事をしている際に、ぎっくり腰になるのが怖くて、福祉施設での仕事を退職しました。現在は、自営業を営んでいます。ぎっくり腰になった当時と比べると、自分のペースで仕事ができたり、生活習慣が整ってきたこともあり、体調自体がよくなりました。また、定期的に腰の状態をチェックしてもらったり、筋肉トレーニングを継続していることもあってか、ぎっくり腰に悩まされることが本当になくなりました。体の痛みを恐れる機会が減ったことで、ストレスもなく過ごせています。痛みは何かのサインだということを聞いたことがあります。痛くて動けなくなっていた時は、体に無理しているから休みなさいと言われていたように思います。これからも、痛みに耳を傾けながら、上手にぎっくり腰と向き合っていきたいと思います。 |